日常のテ-ブルを彩る、ひょうたん型の醤油差し。
九谷焼ならではの伝統的な柄と鮮やかな彩色に加えて、瑞々しさや遊び心も感じられる絵付けが上出長右衛門窯（かみでちょうえもんがま）の製品の魅力ですが、この小さなサイズの醤油差しにもそれは確かに感じられ、小ぶりながらも独特の存在感を放っています。
愛らしい丸みのあるフォルムと、のびのびとしたタッチのカラフルな絵付は、ちょこんとテ-ブルに置いてあるだけで、なんだかほっこりします。
絵柄は全て職人の手描きによるものです。
色ごとに異なる質感、釉薬と絵付部分の僅かな凹凸、手にとってそれらを間近で眺めると、一筆一筆丹念に線を引かれた様子が見てとれます。
塗られた面の濃淡や重なる色の美しさ、一筆の中で巧みにつけられた強弱も表情豊か。
手描きならではの温もりが宿っています。
古典的な絵柄を、どこか配色でモダンに仕上げた上出長右衛門窯（かみでちょうえもんがま）の十草文と丸紋遊童子の醤油差しは、二つ一緒に並べたくなる見事な絵付け。
食卓を華やかにしてくれますので、ご自宅.