軽快な筆使いで活き活きとした描写は熟練職人の白い余白を活かした九谷焼の器。
懐かしく優しい絵柄でありながら、どこか新しさ感じる器は、私達をほっとさせてくれます。
描かれているのは、平安時代から鎌倉時代に制作されたといわれ、日本最古の漫画と言われている鳥獣戯画。
京都の高山寺に伝わる墨画の10mにもなる絵巻物で、国宝とされています。
その巻物には、ウサギとサル、カエルなど動物たちが、まるで人間のように楽しそうに遊んでいる姿が描かれています。
ユ-モラスな場面を選び、墨で描かれ色絵でアレンジした器。
九谷焼のエッセンスが入った他にはないオリジナリティがある一枚一枚。
その異なる絵柄に物語を想像し、セリフをつけてみてしまうそんな鳥獣戯画の器。
墨絵の風景に彩りが加わった宮本泰山堂(みやもとたいざんどう)の鳥獣戯画雲型小鉢は、盛り付ける前に眺めてしまう愛らしい器です。
かわいい雲型小鉢は汁けのある和え物や酢の物などのちょっとしたおかずに使いやすい大きさです。
料理が映えるプロの料理人が好む器をイメ-ジして制作.