「赤ちゃんはどこからくるの?」 子どもが疑問を持ったら始めどき未就学児から思春期までに知っておきたい、性・からだ・こころに関することと、保護者へのメッセージを15枚のカードにまとめました。
子どもの成長に合わせて、段階的に必要なカードを渡せます。
性的同意やHPVワクチンなど、大人も知っておきたい話も掲載。
一緒に学んで、家庭で性の話ができる土壌を作りましょう。
■こんな人におすすめなにをどこから、いつから始めればいいかわからない。
生理中に子どもとお風呂にはいるときに、説明に困った。
性交渉について間違っている情報を鵜呑みにしていないか心配。
性やからだの話をするのが恥ずかしい。
■おすすめの使い方未就学児:絵本を読むように、イラストを一緒にみながら読み聞かせる 小学校低学年:興味を持ったカードを一緒に読む 小学校高学年・中学生:一緒に読むことが恥ずかしければ、手渡しするかトイレなどに置いて一人で読める場所をつくる
■話す・体験するヒント子どもに伝えるときの大切なポイントをカードの裏面に記載しています。
親子で話し、体験するヒントをもとに会話しながらより理解を深めることができる仕様です。
【使ってみた、ママパパの感想】8才 女の子のママ保育園のころから命の話、出産や赤ちゃんについて興味があり、そういった絵本を自分から手にしていたこともありこのカードもすんなり受け入れてくれました。
生理のしくみや生理用品についても事前に教えていたので「これママが使っているやつだね」と知っていることを再確認している様子でした。
「全部読みたい」といったので、7歳のときにすべてのカードを一緒に読んで、手渡し、本棚においてあります。
ふいにニュースで性に関係する内容が流れたりしますが「あのカードに書いてあったことだね」と振り返り、性やからだに関することを親子で対話できるので助かっています。
3才 女の子のママコミュニケーションが取れてきたタイミングでこのカードを一緒に見ました。
絵を一緒に見ながら、「他人が触っちゃいけない場所はどこ?」など聞いてみると「ここだよ!」と教えてくれるところからスタート。
絵本だと、毎回すべてを読み切ってお話のように流れていきがちなのですがイラストを見ながら一緒に指し示す事によってじっくりと理解につながっているように感じました。
年齢もまだ3才ですが、このカードは発達具合によって今教えたいカードを自分で選び取れるところが親としても使いやすいと感じたポイントでした。
初めての育児で戸惑いながら接している事に加えて、性教育では1自分は今必要な性教育の知識が果たして足りているのか? と、2子どもにわかりやすくかみ砕いて説明できるのか?の2点がこんがらがって子どもへ教育する事に自信がなく少しおっくうになっていたのですが、裏面の伝え方をはじめとしたコミュニケーションをサポートする文言にとても助けられました。
10才 男の子のママ小学校の授業で「思春期」「心と身体の変化」等を学んでいることを本人から聞いたのをきっかけに、このカードを使って伝えました。
10歳なので、本人は性のことについては恥ずかしいという思いが強いようでしたが、こちらが恥ずかしがったり、はぐらかしたりすることなく大切なことなんだよ、と伝えることにより学校で習っている内容と照らし合わせながら、改めて理解できているようでした。
また、学校での宿泊行事の際、女子の生理の説明もあったので生理については知ってはいましたが、なんとなくしかわかっていなかったようでカードのイラストを見てよりイメージができたようです。
理解できるタイミングで子供と性の話ができたことは、今後の成長期の対話にも話しやすいきっかけづくりになったので、よかったです。
7才 女の子のパパ小学校に入学してすぐの娘と一緒にカードを見ました。
もともと、プライベートゾーンやLGBTQについては保育園の頃に伝えていたのでオサライって感じでした。
今はカード6の「赤ちゃんはどうやってできるの?」まで伝えています。
別の絵本で、「男性の命のもと」と「女性の命のもと」が合わさって赤ちゃんができる事は認識していたのですが、精子が卵子に出会うSEXについては知らなかったので、驚いていました。
が、子どもなので想像以上にすんなり受け入れている印象。
淡々と事実だけを恥ずかしがらずに伝えるのがコツとの事でした。
淡々と説明するためにも、必ず事前に目を通しておくのがお勧めです。
7才 女の子のママ娘が「妹が欲しい。
おうちには赤ちゃんがこないの?」と、よく言っていたので、赤ちゃんがどうやってできるのかをカードを使って説明しました。
赤ちゃんはお腹にポン!とやってくると思っていたようで、女性の子宮の仕組みなど興味深く聞いていました。
また同時に娘が生まれた時の写真も見せて、命の大切さを伝えることができ